念入りに作業していて見どころのある作品が多かった。その中から独自の着眼点をもった作品を受賞作に選んだ。積極的で意欲的な作品、情熱を感じたものに票が集まった。
発想がそれぞれ自由で独自のオリジナリティーを探しているようで、魅力を感じた。自分の世界を探そうとしていて審査をしていて楽しかった。ハガキの中で小さくまとまっていないのが良い。
「夜の道を歩くうさぎ」 T.H 様 9才 (写真 左)
情感があってよい。とても自由な発想を感じる作品。うさぎがどことなく不安な顔をしていて夜を歩いている感じがよくでている。黒の典具帖の表現が良い。
「元気なトンボになってヤゴ!」 M.N 様 10才 (写真 右)
ヤゴに心を寄せ、愛情をもって作っているのが伝わってくる作品。
「今食べたいもの」 N.K 様 15才 (写真 左)
こげの表現がよく、すぐにでも食べられそうな感じが伝わってくる。曲線が多い中に直線(はし)を置き、画面をひきしめている。
「おひるね日和」 Y.K 様 17才 (写真 右)
やわらかい空気感でおだやか、自由な空間で、気持ちの良い画面の作品。主役の鳥とまわりの動きの表現が対照的で良い。
「見えますか」 S.F 様 80才
画面の作り方がとてもおもしろい。神経が入っている作品。とてもモダンで新鮮。
「花火」 M.K 様 9才 (写真 左)
今にも画面からドーンッと音が聞こえてきそう!見ているこちらまでわくわくする作品。
「天まで届けミニトマト」 H.S 様 9才 (写真 右)
ぴたっこシートの上下両方にトマトを置いていて、とても手の込んだ作品。根っこの部分も表現していて面白い。
「カラフルな海のカツオ」 M.K 様 10才
タイトルの通り海の表現がいろいろな典具帖を使っていてカラフルでとてもキレイ。中央のカツオも可愛らしい。
「なつのうみ」 K.M 様 6才 (写真 左)
葉っぱや糸など紙以外の素材も使用して海を表現している点にオリジナリティを感じた。夏らしい色合いでタイトルにぴったり合っている。
「Happy Family」 N.Y 様 10才 (写真 右)
とてもかわいい作品で、見ているこちらまで幸せな気持ちになる作品。前髪の表現などそれぞれ違い、丁寧に作られている。
「ねこのかくれんぼ」 S.K 様 57才 (写真 左)
押し花だけでなく、色を置いたりモチーフを描いたりと、見れば見るほど新たな発見がある楽しい作品。
「来た来た福来郎さん!」 Y.S 様 50才 (写真 右)
シックな色合いで画面がまとまっている。素材の柄を活かし、木の枝を表現しているところにこだわりを感じた。
「夏のあさがお」 I.K 様 9才 (写真 左)
使われている色、遠近感、ちぎり具合等全てにバランスが取れていて、1枚の絵画として飽きずに眺めることが出来る作品である。
「サメ」 M.F 様 11才 (写真 右)
思わず引き込まれる立体感があり、動的な迫力も見るものに感じさせられる力作。背景の和紙使いも主役のサメの力強さを一層引き出している。
「紅葉と滝」 M.R 様 46才
はがき全体から景色の深みを感じることが出来る素晴らしい作品。水面に映し出された滝の様子が立体感をより際立たせる秀作。
「夕日のしずむ海」 A.N 様 8才 (写真 左)
まるで写真のような美しさ。オレンジの配色が素晴らしく、感動すら覚える。
「あゆ食べたいな」 Y.H 様 8才 (写真 右)
ネコちゃんでなくても食べたくなるようなおいしそうなアユと、大きな目のネコちゃんがユーモラス。ストーリーがあって面白い。
「初めてのすいぞくかん」 F.A 様 11才
大きな水槽の中の神秘的な世界が見事に表現されている。